GISTにイマチニブ後発品の適応追加
KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍(GIST)に対してイマチニブ後発医薬品の適応追加が承認されました。
GIST(消化管間質腫瘍)に対するイマチニブは今まで先発品のグリベックしか保険適用がなく、GIST患者で長期に飲み続ける場合はその費用負担が問題になっていました。しかし、ようやくGISTに対してイマチニブの後発品を使うという選択肢が出てくることになります。
抗悪性腫瘍薬のイマチニブメシル酸塩錠(先発品グリベック錠)の後発品(一部メーカー除く)の効能効果に「KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍」が追加されました。この改訂により、グリベック錠のみに存在する効能効果は「FIP1L1-PDGFRα陽性の好酸球増多症候群、慢性好酸球性白血病」のみになりました。
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/sako/202111/572595.html
今回適応追加が承認されたのは、沢井製薬、日医工、東和薬品、ニプロ、高田製薬はイマチニブ錠100mgと同200mgの両方で、第一三共エスファ、エルメッド、日本化薬、共創未来ファーマは同100mgだそうです。
製薬各社は27日、抗悪性腫瘍剤「グリベック錠」(一般名=イマチニブ)の後発医薬品について、同日付で「KIT(CD117)陽性消化管間質腫瘍」の適応追加が承認されたと一斉に発表した。 沢井製薬、日医工…
https://nk.jiho.jp/article/165877
これそろそろ来ると聞いていたけど、消化器オンコロジー的には結構インパクト大よな(GISTへのイマチニブ後発品適応追加) https://t.co/kRP5uIXNnq
— レ点.bot💉💊🧬 (@m0370) November 8, 2021
先発品は薬価2,090円で400mg服用するとすれば1日8,360円。上記の適応追加を得た各社の後発品は現在のところ100mgで699円のようで、3分の1程度に下がることになります。
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更新日:2021-11-08 閲覧数:1170 views.