レ点腫瘍学ノート

2020-10-16

web講演会、参加しやすいのに参加しにくい問題

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Web講演会って、参加しやすいはずなのになぜか参加しにくい感覚があります。

参加しやすくなったWeb講演会

新型コロナウィルスの影響で、今まで各地で開催されていた研究機関や講演会あるいは学会学術集会等がオンラインで開催されるようになりました。オンラインで開催されれば、移動のための時間を費やす必要もなく交通費もかかりません。体力的な負担も小さくて済みます。研究会や講演会を主催する側にとっても開催費用が休みますので、回数を多くすることができます。オンライン開催が普及し始めてから研究会や講演会の回数が増えたことを実感している人が少なくないのではないかと思います。

確かに参加のハードルが低くなった事は歓迎すべきです。今までなら、参加できなかった遠隔地の講演会にもWebなら簡単に参加できます。学会も留守番を頼める人がいなければ総会に参加することができなかった人が、Webであれば留守番と代診を頼む人がいなくても参加することができます。特に代診を頼む相手がいない1人医長や1人院長にとってはWeb学会やWeb講演会は福音となったのではないでしょうか。

しかし参加しにくくなったようにも感じるWeb講演会

しかしWebになって気軽に参加できるようになったはずなのに、なぜか学会や研究会講演会への参加が負担になっているような感覚が否めません。以前より講演会に参加する回数は増えているにもかかわらず、何故か参加したかったのに諦めた会の数もかなり増えているのです。

全国どこで開催されている学会にもネットで簡単に参加登録ができます。聞きたい公演にスケジュールが合わなかったり聞き逃してしまっても、オンデマンドで後からその講演を追っかけ再生することもできます。m3や日経メディカルのような医療情報ポータルサイト、各企業のコミュニケーションサイトでも毎日のように無数の講演会が開催されています。

時間がどこかから自然に湧いて出てくるわけではないので

そうなんです。Webだと遠隔地で開催されても仕事が夕方まで推してる日の開催でも、なんとか無理をすれば時間をとって講演を聞くことができてしまうのです。リアルの講演会であれば現地までたどり着くことができず諦めていた講演会も、Webであれば参加できてしまうんです。

WEBだからといって本来はなかった時間がどこかから湧いて出てくるわけではありません。参加する講演会の数が増えればどこかに時間的なシワ寄せがくるに決まっているのです。必然的にどうしても時間的な余裕がなくなってしまいます。

もっと講演会の参加そのもののハードルが高かった時代(といってもたった1年前のことですが)には認識していなかった新たな悩みが出てきました。贅沢な悩みと言ってしまえばそれまでなのですが、学会や講演会に参加しやすくなったらなったで、新たな悩みは尽きないようです。

Tag: Web学会