レ点腫瘍学ノート

古くて新しい薬/メトホルミンの抗腫瘍効果 の履歴差分(No.3)


#author("2022-01-18T02:02:42+09:00","default:tgoto","tgoto")
#author("2022-01-19T17:14:15+09:00;2022-01-18T02:02:42+09:00","default:tgoto","tgoto")
メトホルミンと腫瘍の関連について集めるページです。

*メトホルミンと非小細胞肺癌 [#d04ce37b]

IIIB〜IV期のEGFR変異陽性の非小細胞肺癌患者に対して、ゲフィチニブ・エルロチニブ・アファチニブのいずれかとメトホルミンを併用するとPFSが有意に延長した(9.9→13.1ヶ月、HR 0.60)。また副次的解析でOSも有意に延長した(17.5→31.7ヶ月)。メキシコのオープンラベル、ランダム化第2相試験。

#ogp(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31486833,amp)

EGFR-TKIへの上乗せ効果を示す論文も掲載されました。
別の所では、EGFR-TKIへの上乗せ効果を示す論文も掲載されていた。

#ogp(https://jamanetwork.com/journals/jamaoncology/fullarticle/2788058)

*メトホルミンと悪性リンパ腫 [#ne6cefe6]

びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)と濾胞性リンパ腫(FL)に対して、メトホルミンの使用の有無で event free survival、lymphoma-specific survival、overall survivalに差があるかの検討を行った後方視的コホート研究では、それぞれ有意な差を認めなかった。

#ogp(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31135975,amp)