レ点腫瘍学ノート

日記/2021年/10月25日/胃癌・食道癌の一次治療に対するケモコンボ承認間近 の履歴差分(No.1)


#author("2021-10-25T07:50:52+09:00;1970-01-01T18:00:00+09:00","default:tgoto","tgoto")
胃癌および食道癌では一次治療での免疫チェックポイント阻害剤と化学療法の併用に関するエビデンスが揃ってきていますが、今のところまだ保険適用でこれらの併用はできずにおり、承認を今か今かと待っておりましたが、数日前にTwitterにこんなツイートがありました。

#tweet(https://twitter.com/mixonlinejp/status/1451143550649786370?s=21)

食道癌におけるペムブロリズマブとCDDP+5FUの併用療法はKEYNOTE-590試験に準拠、胃癌のニボルマブとFOLFOX/CAPOXの併用療法はCHECKMATE-649試験に、あるいはニボルマブとSOXとの併用療法はATTRACTION-4試験(ONO-4538-37試験)に準拠しています。

#ogp(https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/report/202010/567530.html)
#ogp(https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/search/cancer/report/202010/567544_2.html)

まもなく胃がんと食道癌で一次治療から免疫チェックポイント阻害薬と化学療法をすることが可能になりそうです。あとはPD-L1のCPSでの制限がつくのかどうか、食道癌では扁平上皮癌や腺癌といった組織型での縛りがつくのかどうかという点は気になりますが。何れにせよ早速レジメン申請が必要になりそうです。胃癌ガイドラインが改訂されたばかりなのにまた根本から大きく書き変わってしまいました。これからまた忙しくなりますね…。