レ点腫瘍学ノート

日記/2022年/1月14日/次世代治療を育てたスニチニブは一流 の履歴の現在との差分(No.1)


#author("2022-01-14T18:33:35+09:00","default:tgoto","tgoto")
#author("2022-12-01T00:43:12+09:00;2022-01-14T18:33:35+09:00","default:tgoto","tgoto")
腎癌界隈、最近出たあらゆる新薬のRCTが旧標準治療(前の絶対王者)であるスニチニブを対称群としてどれもこれもフルボッコで連勝し続けた結果、「もうやめて!スニチニブのHPはもうゼロよ!!」になりつつある。何回倒された?

#tweet(https://twitter.com/drenriquegrande/status/1481566732062007297)

#ogp(https://www.thelancet.com/pdfs/journals/lanonc/PIIS1470-2045(21)00693-8.pdf)

HCCのソラフェニブも同様。どの新規治療もスニチニブを一方的にやっつける一方で、head to headの臨床試験は意外に少ないので、その中でどの治療が優れているのかは意外にエビデンスが乏しい。スニチニブだけが一方的にやられまくっている。でも、逆に考えるとこれらの治療は全てスニチニブが育てたと言える。

(沢山売れてメーカーに)金を残す薬は三流。
(一時代を築いた画期的な治療薬として)名を残す薬は二流。
(優れたコントロール群として新たな標準治療である)次世代を残すは一流。
- (沢山売れてメーカーに)金を残す薬は三流。
- (一時代を築いた画期的な治療薬として)名を残す薬は二流。
- (優れたコントロール群として新たな標準治療である)次世代を残すは一流。

スニチニブは間違いなく、一流の中の一流であった。r.i.p #まだ生きてる

#tweet(https://twitter.com/m0370/status/1481776653106032640?s=20)
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