レ点腫瘍学ノート

日記/2022年/3月14日/Guardant360の製造販売承認 の履歴ソース(No.1)

#author("2022-03-14T15:16:37+09:00","default:tgoto","tgoto")
&tag(がんゲノム);

ガーダントヘルスジャパンのGuardant360 CDxが、がん遺伝子パネルの製造販売承認を取得したようです。

#ogp(https://guardanthealthjapan.com/%e3%82%ac%e3%83%bc%e3%83%80%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%98%e3%83%ab%e3%82%b9%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%91%e3%83%b3-guardant360-cdx-%e3%81%8c%e3%82%93%e9%81%ba%e4%bc%9d%e5%ad%90%e3%83%91%e3%83%8d/)

しかしコンパニオン検査として承認取得した範囲は、免疫チェックポイント阻害剤のMSI判定と非小細胞肺癌におけるKRAS G12Cのみという非常に渋い内容で、これではちょっと使いどころがわかりません。

FoundationOne CDxやNCCオンコパネルのようにがんゲノムプロファイリング検査としての56000点を算定できるのは100種類以上の遺伝子を一括して評価するパネル検査と診療報酬上も明記されているので74遺伝子を見るGuardant360 CDxはこのがんゲノム医療のパネル検査としても公認されず、かといって非小細胞肺癌におけるコンパニオン検査としての地位を確立しているオンコマインDxTTやAmoyDxのようにフロントラインにも立てず、微妙な立ち位置になりますねぇ…。

#navi(日記/2022年)