レ点腫瘍学ノート

日記/2022年/5月27日/「横のつながり」で経験を共有したい の履歴ソース(No.2)

#author("2022-05-27T08:20:38+09:00;2022-05-27T08:18:36+09:00","default:tgoto","tgoto")
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#tweet(https://twitter.com/m0370/status/1529715117407223808)

イピリムマブ+ニボルマブ併用療法はMSI大腸癌と腎癌の数例しか見た経験がないけど、けっこうな頻度でirAEに悩まされてニボルマブ単剤と比べると全く段違いに厄介な印象…。

irAEの中では(意味不明な内分泌異常や激しい間質性肺炎に比べて)対処がずっと簡単と思っていたイピリムマブの下痢や膵炎や肝障害が、ステロイド入れても何週間も続くと本来のがん治療がガタガタになって意外に厄介なのよなぁ。

しかしここまで来たら、局所の治療は各臓器別専門科の専門性が活かせるけど、術後再発の治療になってしまうともはや食道癌も腎癌も皮膚悪性黒色腫もやることは変わらなくなってくるので、"横のつながり"での経験の共有ができないと著しく非効率なので、このぎこちなさをなんとかしたいな。

さすがに全科合同カンファみたいなのは不可能だけど、同じ治療を院内の色んなフロアでバラバラにやってて互いにその存在にも気づいてないのは、何とかならんか。

人が足りないからなぁ。

#navi(日記/2022年)