レ点腫瘍学ノート

日記/2022年/5月4日/BRCAと相同組換え修復関連の最近の話題 の履歴ソース(No.1)

#author("2022-05-04T23:31:37+09:00","default:tgoto","tgoto")
こちらは去勢抵抗性前立腺癌でのBRCA1/2またはその他の相同組換え修復関連異常がある際にどのような治療を選ぶかというエキスパートオピニオン。BRCA1/2の場合はPARP阻害剤を選択する人が大多数であるのに対して、BRCA1/2以外の場合は過半数の人がPARP阻害剤などではなく化学療法を選択する。

BRCA1/2が優秀なので他のHRDまでPARP阻害剤が推奨されたりすることもあるけど、HR関連遺伝子全体がちょっとバブルのように過大評価されてる感じはある。

#tweet(https://twitter.com/m0370/status/1520224838346219520)

こちらは #ESMObreast22 のスライドから。PARP阻害剤への上乗せで有効性が期待されていたATR阻害剤だが、BRCA変異の有無にかかわらず、あるいはHRDの有無にかかわらず、BRCA阻害剤オラパリブへのATR阻害剤セララセルチブの上乗せはPFSを改善しなかったとのこと。

#tweet(https://twitter.com/m0370/status/1521869269889617921)

#navi(日記/2022年)