レ点腫瘍学ノート

日記/2023年/3月18日/医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー@JSMO2023 の履歴差分(No.1)


#author("2023-03-21T17:39:09+09:00;1970-01-01T18:00:00+09:00","default:tgoto","tgoto")
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毎年JSMO最終日恒例の''医学生・研修医のための腫瘍内科セミナー''に、医学生でも研修医でもないのに参加してきました。ファシリテーターはがん研有明腫瘍内科の高野利実先生。

* 今年は7年目の先輩の姿を見せる構成 [#t5a0b757]

毎年構成は少しずつことなっています。過去にはJSMOの理事になっていた先生のこれまでのキャリアコースを振り返って紹介したり、がんゲノム医療が普及し始めたとしにはがんゲノム医療の入門向け講座のようなことをやったり。今年は''7年目の腫瘍内科の先輩とその指導医が、腫瘍内科を目指す医学生や研修医に語りかける''というコンセプトで行われました。

** がん専門病院の腫瘍内科研修 [#x9acff07]

トップバッターはがん研有明の7年目の先生。それまでに一般市中病院で一般内科の研修を積んで、日本内科学会のJ-OSLER症例は集め終わっており、ここからがん専門医(特にこの先生は乳腺腫瘍内科医を目指しておられるようです)としてのトレーニングを積みます。がん研有明の1年目は3ヶ月ごとに消化器・乳腺・呼吸器・血液の4大領域をローテーションします。いずれの期間もがん専門病院ならではのかなりの症例数。

#tweet(https://twitter.com/m0370/status/1636965141152698369)

** 大学病院の腫瘍内科研修 [#r18dbb7a]

次は東北大学の7年目の先生。初期研修のあとは社会人大学院として大学での研究にも携わりながら腫瘍内科医としてのトレーニングも積まれています。

大学病院の売りは、やはり学会発表や基礎研究・学位・様々な方面にアクセスできるリソースの豊富さ。がんゲノム、医学生や研修医など下の面倒を見る、いろんな専門性を持つ人が多くチーム力があるというのも魅力です。じっさい、このプレゼンテーションをされていた先生は大学でBRAF変異大腸癌に対する治療の耐性機序などに関する研究を行われ、

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