レ点腫瘍学ノート

日記/2023年/3月2日/若年層の大腸癌患者が増加している の履歴ソース(No.1)

#author("2023-03-02T23:32:33+09:00","default:tgoto","tgoto")
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一般的にはがん患者数は高齢化によって増加する傾向があります。しかし大腸癌に関しては高齢者層で増加しているだけではなく、50歳未満の若い患者数が一貫して増え続けています。

#tweet(https://twitter.com/m0370/status/1631389049725550592)

リンチ症候群や家族性大腸腺腫症などの遺伝性腫瘍ではない、通常型の左側結腸・直腸癌が特に増加しています。

#ogp(https://acsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.3322/caac.21772)

大腸癌が50歳未満の患者数が増加している理由については、まだ完全に解明されていません。大腸癌は一般的には運動不足や肥満、飲酒、喫煙、加工食品の消費量の増加などがリスク因子とされていますが、これらが2000年頃から2020年頃にかけて特に増加しているような印象はあまりありません。何か他の理由がありそうな気がします。たとえば、腸内環境の変化が関与しているというようなこともあるかもしれません。